これまでに何度も出てきた、「キャッシュフロー表」。
このキャッシュフロー表とはなんでしょうか?
キャッシュフロー表は、ライフプランニングにおいて、鍵となる重要な物です。
このページではキャッシュフロー表について解説します。
キャッシュフロー表とは
キャッシュフロー表とは、なんでしょうか?
「キャッシュ」と「フロー」の意味はお分かりだと思います。
キャッシュ=お金
フロー=流れ
という意味ですね。
つまり、キャッシュフロー表とはお金の流れを把握する表のことです。
何のお金の流れかというと、そう、人生のお金の流れです。
この先の人生で、どれだけのお金が入ってきたり、出て行ったりするのかを
シミュレーションするための表です。
「人生の年表」と言うと分かりやすいかもしれません。
キャッシュフロー表を作成するには、表計算ソフトが必要です。
代表的な物では、
マイクロソフト OfficeのExcel、
アップル iWorkのNumbers
といった物があります。
買うお金がもったいないな〜、という方は、フリーソフトで、
といった高機能なオフィス統合ソフトもありますので、
そういった物を使って作成してもよいでしょう。
具体的にはどんな感じの表なの?
言葉でキャッシュフロー表と言っても、なかなかイメージがわかないと思います。
ですので、画像をアップしてみました。
ジャン! これがキャッシュフロー表です。
見て頂くと、何となく分かると思います。
一番上から
■年号(西暦)
■自分の年齢
■支出
■収入
■年間収支
■保有している金融資産の全額
という形になっています。
それぞれ、説明しましょう。
■年号(西暦)
これは、西暦でも平成でもかまいませんが、「平成」は今後変わる恐れがありますので西暦がよいでしょう。
右へ行くほど、未来になっています。
■自分の年齢
キャッシュフロー表を作成し始めた年からの年齢を書き込んでいきます。
これも、右へ行くほど年をとっていきます。
■支出
これは、使ったお金、あるいは使う予定のお金の額です。
この画像に書かれている以外にも、独自に項目を増やして金額を書き込んで頂いてかまいません。
■収入
これは、入ってくるお金、あるいは、入ってくる予定のお金の額です。
これも、この画像に書かれている以外に、独自に項目を増やして金額を書き込んで頂いてかまいません。
■年間収支
各年ごとの総収入から総支出を引いた金額です。
マイナスになった場合は、その年に入ってきた金額よりもその年に使った金額の方が多かったことになります。
■保有している金融資産の全額
これは、過去に貯めてきた金融資産とその年に貯まった金融資産をプラスした金額です。
昨年の金融資産と、今年の年間収支の額を足すと、今年の金融資産の総額になります。
注:
表では金融資産に運用利率をかけて運用シミュレーションをしていますので、
単純にプラスした額よりも多くなっています。
(運用利率に関してはキャッシュフロー表を作成する段階に説明します)
今回、サンプルとしてアップした画像は、とてもシンプルなパターンです。
ご家族がいらっしゃる方は、結婚相手やお子さんの年齢を記入したり、
お子さんに使う金額や、結婚相手が稼ぐ収入なども記入する必要が出てくるでしょう。
そういったことは、作成する段階で改めて説明しますので
今回は
「キャッシュフロー表ってこういうことを書くための表なのか」
ということを掴んで頂けたらと思います。
まとめ
・キャッシュフロー表は表計算ソフトで作る
・キャッシュフロー表は「人生の年表」
・キャッシュフロー表には毎年の支出と収入、総金融資産を書く