今まで、金融資産、実物資産、負債、などについて説明をしてきました。
それでは、みなさんもご自分の資産がどれくらいあるのかを把握してみましょう。
はたして、どうやって把握したらよいでしょうか?
やり方は簡単です。特に難しいやり方はございません。
金融資産を把握してみよう
では、まずは金融資産を把握してみましょう。
以前、金融資産ってどんなものがあるの?
というページで申し上げたとおり、「現金化できるかどうか?」を基準に
運用可能な金融資産を把握します。
ほとんどの金融資産が現金化可能なので、特に気にする必要はないでしょう。
まずは、多くの方が銀行や郵便局(ゆうちょ銀行)にお金を預けていると思いますので、
最初に預金や貯金を把握するのがよいでしょう。
口座を開いているすべての通帳を集めて、所有金額の合計を出しましょう。
単位は万円でよいと思います。
万円未満の細かい部分は計算しなくてもよいでしょう。
計算しなくても、ライフプランニングに影響はありません。
他にも株や債券、タンス預金、等を所有している場合は、それらの金額を合計します。
この時に気をつけることは、「時価」で計算すること。
購入した時の金額ではありません。
例えば、株を100万円で購入したけど、今は50万円に下がっているのであれば、
50万円として計算します。
商品券などは、使わないのであれば、
額面割れを覚悟で、チケットショップに売りに行くのがよいでしょう。
使う場合は売りに行く必要はありません。
実物資産を把握してみよう
次に実物資産を把握してみましょう。
実物資産も、以前、実物資産ってどんなものがあるの?で申し上げたとおり、
ライフプランニングを行う上では、「現金化できるかどうか?」を基準に把握します。
ですが、この際ですので、すべての実物資産の現在価値を把握しておいた方が良いでしょう。
すべてを把握することで、後々、それが生きてくる場合もあります。
例えば、万が一、運用資産が足りなくなった場合、
すべての実物資産の価値を知っていれば、「よしあれを使おう」という判断がすぐできます。
要するに、トランプで言えば、手持ちのカードをすべて知っておく、ということです。
スポーツで言えば、チームの監督が選手の能力を全て知っておくような感じです。
選手を交代する場合に、
「どの選手がどれだけの能力があるのかわからないので、今から調べます」
というわけにはいきませんね。
あらかじめ把握しておくことが大事です。
実物資産で現金化してしまいたいものは、骨董品屋や中古販売店に買取をお願いしたり、
Yahoo!オークションを利用して売るなりして、現金化してしまいましょう。
決して、家を売ったり、仕事の必需品を売ったりと、
生活に支障がでるほどに現金化するのはやめてくださいね。
ライフプランニングでは、主に金融資産を使って運用を進めますので、
実物資産を無理に現金化する必要はありません。
現金化可能な実物資産の金額が出たら合計しましょう。
現金化しない実物資産の金額も、後日必要になったときのために忘れずにメモしておきましょう。
合計しよう
金融資産と実物資産、それぞれの合計金額が出ましたら、
両方を合計しましょう。
実物資産は現金化可能な物だけを合計してください。
この合計金額が、あなたの運用可能な資産金額となります。
この金額はキャッシュフロー表を作成するときに使いますので、
きちんとメモに残しておいてください。
まとめ
・金融資産の合計金額を出す。
・現金化可能な実物資産の合計金額を出す。
・金融資産と現金化可能な実物資産の両方を足した金額が、運用可能資産の合計金額