資産には「金融資産」と「実物資産」の2種類があり、
前回は「金融資産」の話をしました。
このページでは、もう1つの資産「実物資産」について学びます。
実物資産とは
「実物資産」とは、不動産や金(きん)など「物」の資産のことです。
「金融資産」は現金や株券など、主に紙でできた物でしたね。
これらは、その紙を発行している国や機関の信用力によって、金融資産の価値も変わってきます。
一方、「実物資産」は、「物」自体に信用や価値があると言って良いでしょう。
発行している機関はほんどの場合、関係ありません。
特に金(きん)は実物資産の中で、一番信用されている物と言っても過言ではありません。
実物資産には以下の物があります。
■金
きん、つまりゴールドです。延べ棒やコイン等。
同じく、銀やプラチナなども実物資産です。
■不動産・建物
土地や家などです。
■自動車
中古市場では、やはりベンツが人気だそうです。
香港の富豪の方々は、売るときのことを考えて、買うのはベンツと決めているそうです。
■絵画・骨董品
芸術価値や歴史的価値の高い物は、相当な金額になる物もあります。
運用可能な実物資産とは
ライフプランニングを行う上での運用可能な実物資産は
金融資産の時と同じように、「現金化」可能な物かどうかを基準に判断するべきでしょう。
金や銀などは換金可能ですが、
自動車や家などは、毎日の生活で使用している場合があります。
現金化可能であったとしても、それらを売ってしまっては生活できなくなります。
それは現実的ではありませんね。
ですので、ライフプランニングでは、現金化が現実的に可能な物だけを運用可能な資産と考えます。
まずは、金融資産のみで運用を考えて、
どうしても上手く行かない場合に実物資産も加えて運用を考える場合が多いです。
まとめ
・実物資産とは物そのものに価値や信用がある資産
・ライフプランニングでは、現金化可能な実物資産を運用資産と考える
・ライフプランニングでは、まずは金融資産のみで運用を考える。